【転ぶ原因No. 1】何もない所で躓くのはナゼ?原因はコレです!
足の親指と人差し指でヒトをツネくることが出来ます。
日進北口えがおの接骨院 院長のオシ先生です。
これ、意外とみんな出来ないんですよね。足の親指と人差し指とで挟んでくださいって指示をすると、一生懸命に力を入れているのに挟めていない。ただ指を曲げるだけ、という患者さまが多いです。
ちょっとやってみましょうか?
自分の足の親指と人差し指の間に、手の人差し指を差し込んで、グーッと挟んでください。指が曲がったらダメです。真横で挟むように力を入れるんです。
どうです?できましたか?痛いくらいに挟めた方は大丈夫です。指がちゃんと動いています。
ですが、どう力を入れればいいか分からなかった方、問題ありですよ。自分が思っているよりも足の衰えが進行しています。
難しい動きではない事は明らかですよね?足の機能として皆できる動きなんです。でも、どう動かしていいか分からない。力が入らないというのは、足先が鈍く、弱ってしまっているという事です。
この足指の衰えが今回のテーマである「転ぶ原因No. 1」に深く関係します。
何もないところでつまずいた経験のある方は必見の内容になるのでお見逃しなく。
眼精疲労・疲れ目が体に及ぼす影響とは?接骨院でのケアの仕方を紹介した前後編の記事はこちら
なぜ躓く(つまずく)?
普通に平坦な道を歩いていて、突然ガツっと足先を地面に引っ掛けてしまう。場合によってはそれで転んでしまった方もいます。
その答えは「あなたが思っているよりもあなたの足先が上がっていない」からです。
『歩く』という動作を分解してみると、まず一歩を踏みだす所から始まります。
そして、踏み出した足の踵→足の裏→つま先と地面に接地させ、次の一歩へと繋げていきます。
この踵から接地という部分が出来ず、足の裏全体で接地してしまっているんです。
その結果、足を地面につくときにつま先が引っかかってしまう。
というワケなんですね。
これ、歩き方が悪いというだけではなく、足指の衰えから発生していることもあります。
通常、歩く際には無意識につま先を上げるようになっているんです。
これは人間の本能によるものです。これが無意識につま先が下がっているとしたら大問題だと思いませんか?
どうして足指が衰えるの?
結論からお話しすると、使っていないからです。
使えていない。使わなくても生活できる。と言い換えてもいいでしょう。
昔の日本人は草履や下駄の文化でした。裸足で野原を駆け回ることも多かったと思います。
それが靴の文化になり、子供が外で遊ぶ時間も減って、移動も車、仕事も事務仕事など、足を強くする環境ではなくなってしまったんですね。
そのため冒頭の足指挟みのような、本来できるはずの動きも難しくなってしまったというわけです。
加えて最近は男女問わず、足が冷たい方が増えました。
足先の動きが少ないため、血行が悪いんです。
足の冷えは腰や膝にも悪影響を及ぼします。心当たりのある方は今夜からお風呂は湯船に浸かって、スソの長いパジャマで就寝するようにして下さい。
足指を刺激しよう。
それでは解決編です。
衰えた足指をどうすれば復活させることができるのか…一朝一夕にはいきません。毎日の積み重ねが必要です。
ですが、足指をきちんと動かせるようにしておけば転倒防止・外反母趾予防・膝の痛みの減少などのプラス効果が確実にあります。
今から紹介する運動だけでも日々の日課としておこなってください。
足指ズボラ体操
地べたでもイスでもいいので、足を組んで反対の手と握手します。(右足なら左手、左足なら右手)
がっちり奥まで握手したら、10秒!手と足の指の全力で握り合います。
全部の指(特に足指)に力を入れて、握り合います。10秒終わったら反対の足にして10秒。交互に3回ずつやりましょう。
これだけでも足が熱くなる方もいるほどです。
次に握手をしたまま回転させます。時計回り・反時計回りに10回転ずつ。
ゆっくりと大きく、絡めた手を主導にして足関節を回してください。
以上です。簡単ですよね?
やってもらいたい運動はもっともっとあるのですが、ズボラがコンセプトの体操ですから、最低限これだけって動きを紹介しました。
毎日続けられたら、これだけでも十分効果があります。ぜひ実践してください!
まとめ
足の指という無意識で動いてくれる部分だからこそ、動かなくなるとヤバイんです。
「上がっているだろう」と歩いていたら「上がっていない」…これでは躓くし、転びます。
ですが、ちょっとの頑張りと気配りで変わるのも足指の特徴です。
思いがけないケガをしないためにも、足の指の動きに意識を向けてみてくださいね。
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