【ぎっくり腰】なぜ起こる?普通の腰痛とどこが違うか簡単解説!
ここ数年は、ぎっくり腰にはなっていません。
日進北口えがおの接骨院 オシ先生です。
はじめてぎっくり腰をやったのは二十歳のときですね。
ズキっとして、あれ、おかしいな?から、時間の経過とともにズキンズキンズキンズキン…あっ、コレやっちまったわ。と思いましたね。そこから一週間くらいは腰の痛みと闘いながら仕事してました。
腰痛を経験したことのある方は多いと思いますが、立てなくなる・動けなくなるレベルの腰の痛みが起こるのがぎっくり腰です。
この腰痛とぎっくり腰のちがいとは?関連性はあるのか、などを今回はお話していきます。
あなたもぎっくり腰予備軍かもしれませんよ?腰は体の要ですから、大事にしていきたいですね。
普通の腰痛ってなんなの?
まずは「あ~腰いてぇ~」なんて口癖のように言ってしまう通常よくある腰痛の説明をしましょう。
この腰痛の発生原因は筋肉にあることがほとんどです。
具体的な傷病名は筋筋膜性腰痛(きんきんまくせいようつう)なんて呼び方をします。
要するに筋肉や筋肉を包んでいる膜(筋膜)が原因の腰痛ですよーということです。
ではここで、腰痛が発生する流れを簡単に説明しましょう。
筋肉に疲労が溜まる
↓
血行が悪くなり、しこり(筋硬結)ができる
↓
しこり周囲の筋肉に痛みがでる
ざっとこんな感じです。疲れると血行が悪くなって筋肉が痛くなるよ、ってことです。
だから、お風呂に入ったり、マッサージを受けると筋肉がほぐれて血行が良くなり、楽になるというワケです。
この普通の腰痛に対してぎっくり腰はどうかというと…
ぎっくり腰はケガである
ぎっくり腰が普通の腰痛よりも痛い要因は、筋肉じゃなくて腰椎が痛んでいるからです。
腰椎(ようつい)ってわかりますか?背骨の下の方の部分である腰の骨です。腰椎が痛むといっても腰の骨が折れているってことはないですからご心配なく。
腰椎周囲の靭帯が、捻挫したときのように炎症がでて燃えているってだけです。
足の捻挫を想像してもらえるとよいのですが、足関節を捻って靭帯を痛めるとそこで炎症が起こり、腫れや熱感を生じます。
それと同様の現象がぎっくり腰でも起こっていると思ってもらえるとよいです(厳密には違うんだけどね)
なので、ぎっくり腰は疲れた腰というよりケガをした腰になるんです。
図解で違いを説明します
その両者の違いをイラストで表しました。
腰の断面図、腰椎とその周囲の筋肉をざっくりとあらわしました。
左の筋肉性の腰痛は筋肉内にしこりがあって痛みを引き起こしています。右のぎっくり腰では腰椎付近で炎症が起こっています。
ではなぜ、ぎっくり腰が起こるのか?
その流れは
筋肉に疲労が溜まる
↓
筋肉全体の柔軟性が低下(しこりができる場合もあり)
↓
腰椎の余裕がなくなる
↓
負荷に耐えられず、腰椎がグキッと捻挫してしまう
といったものです。
途中までは筋肉性の腰痛と同じですね?
そう、普通の腰痛を感じている方は誰しもが、ぎっくり腰になる可能性があるってことなんです。
体のケアを怠ったり、疲労の蓄積がひどいと、ほんと些細なきっかけでギクります。
私も「くしゃみ」で一回やっちゃってますから。
「ウソ…だろ…?」ってなりますよ(笑)でも、そんなもんですから。
いまの梅雨時期は気候が不安定なこともあり、疲れが溜まりやすくなっていますからどうか気を付けていただきたいです。
お風呂は湯船に浸かってください。それとハーフパンツはやめて、長いズボンで下腿を冷やさないでください。
これに気を付けるだけでも腰を痛める危険がグンと減ります。
さて今回はぎっくり腰とは何ぞやという話でしたが、次回はぎっくり腰になったらどうなるのか、症状と対処法をご紹介します。
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