【眼精疲労】いわゆる“疲れ目”。疲れているのは目だけですか?【後編】
岩盤浴で眉毛のマッサージをしたら内出血で眉毛が紫色になりました。
日進北口えがおの接骨院 院長のオシ先生です。
今回の記事でも触れていますが疲れ目のケア方法に眉毛のマッサージというものがあります。厳密には眉毛を動かす筋肉のマッサージになるのですが、目が疲れているときはその筋肉が固まり、目の周りの血行が悪くなってしまうのです。
私はそのマッサージを岩盤浴でやったんですね。岩盤浴ってやることないじゃないですか?なのでグリグリと押していたんですよ。そしたらお風呂場で鏡を見たら眉毛の上下が紫…。やっちゃいましたね。血行が良くなる岩盤浴で、血行の悪い部分のマッサージをしたのが間違いでした。しかも顔の血管は細いので内出血しやすいです。
みなさまはこんなアホな事はないでしょうが、疲れ目ケアのマッサージをする際にはお気をつけくださいね。
さて、本題。パソコン仕事やスマホの使用時間がどんどん増えている昨今。眼精疲労、疲れ目を実感している方は多いのではないでしょうか。
眼精疲労・疲れ目の概要をお話しした前編はこちら
接骨院で眼精疲労を治せるの?
接骨院における患者さまからの訴えと、私たちにできる施術の説明をしていきます。
ただし注意点として、実践における経験からの解説になります。症状が重い方や長期間悩まれている方は眼科への受診をお願いいたします。
まず最初に、接骨院に眼精疲労を治してほしいと訴える患者さまはおりません。
それは…そうでしょうね。専門ではありませんし、それをメインに謳っているわけではありませんので。
ですが、首肩の痛みや頭痛を訴えて来院される患者さまには、眼精疲労が強く影響している場合があります。
眼精疲労…目が疲れると、物を見る神経である視神経が疲労します。視神経を司っている中枢は脳ですね。なので目が疲れるということは脳もまた疲労しているということです。
脳が疲れると自律神経に乱れが生じ、筋肉の過緊張や神経が興奮しすぎるなどの不安定な状態になります。
この状態になると頭痛や不眠、首肩の緊張が発症しやすくなるというわけです。
私たちは疲れ目が原因で頭皮や首の固さが生まれ、その固さを解消することで症状が緩和される事例を数多く診てきました。
具体的な施術方法は?
では具体的に眼精疲労に対してどう施術していくのか…
えがおの接骨院では主に三つの施術を実践しています。
《頭皮~目の周りマッサージ》
まずは手技療法。眼の疲れは特に後頭部とコメカミ周辺に緊張として表れます。
そこをゆるめて、頭皮の歪みを正し(頭皮はよく歪みます)老廃物を流すことで、目の疲れはほぐれ、首肩の緊張が柔らかくなります。
あと隠し味的なポイントですが「眉毛」も美味しいほぐしポイントです。
押したりつまんでしてあげると眼への血行が良くなります。
《疲れ目に鍼灸》
頭痛や自律神経の乱れ、不眠などを解消するには鍼灸治療をオススメします。
先ほども話したように眼精疲労と自律神経の関係は密接です。
単純な筋肉の緊張だけが原因ではない場合、鍼灸で神経の興奮を抑え、目の周りに多数あるツボに鍼をことで直接的に眼への血流を促進させるので、施術が終わった後には眼の開き、視界の晴れやかさに感激するはずです。
《テクトロン・美顔プラスα》
えがおの接骨院が誇る万能医療器テクトロンがここでも効果を発揮します。
テクトロンをお顔に使用するときは写真の「Vスティック」という導子を使います。
このスティックから集約された高周波がお顔の皮膚や筋肉を優しく刺激をするのです。
このモードのメイン施術は美顔施術になるのですが、眼精疲労や顎関節症にも効果があります。
皮膚を刺激し、顔の筋肉を緩め、むくみをとることを目的とするのが美顔施術ですから、それと同じ作用で目の周りを中心に行えば眼精疲労が解消しますし、アゴを中心に施術をすれば顎関節症の治療となります。
私たちの判断でテクトロンの使用を勧めることもありますが、ご希望があればいつでも施術しますので申しつけください。
自分でできるセルフケア
ご自宅で行えるセルフケアにはどんなものがあるかを紹介いたします。
冒頭でも話しましたが、顔の皮膚や血管は細く繊細なのでやりすぎにはご注意ください。麻呂眉になっても責任はとれませんからね。
・眉毛マッサージ
私を内出血眉にさせた眉毛マッサージ。正しく行えば、疲れ目ケアに効果を発揮してくれます。
やり方は簡単。眉毛を下の皮膚からつまみ、5秒キープ。それを眉頭から眉尻まで少しずつズラしながら行ってください。
痛いところ、固いところがあればそこは重点的につまむと良いです(力加減には注意!)
・温、冷タオル療法
療法なんて偉そうな表現をしましたが、要は温かいタオルや冷たいタオルを使って目の疲れを解消しようということです。
まず朝や夜、疲れて目の開きが悪い。ボーッとする。肩と首のコリがひどい気がするときは、温かいタオルで目を温めましょう。血行が良くなることで筋肉や神経の緊張がほぐれます。
これが仕事の合間や運転後など、目を酷使している最中や直後は冷たいタオルで目の興奮を抑えてください。
間違ったからといって悪化する事はないので、自分が気持ちいいと思えるタオルを使ってください。
・目を閉じて眼球グルグル
瞳を閉じて〜眼球回すよ〜それだけでいい〜by平○堅
目を閉じて、眼球をゆっくり時計回し&反時計回し。できますか?意外とスムーズに回らないんじゃないかと思います。
この動きはパソコン仕事で一定の位置で眼球を固定している方にやっていただきたい体操です。
眼をちゃんと動かす(動かせる)ということを忘れないために毎日の日課にして下さい。
まとめ
眼精疲労はただそれだけの症状であれば目薬や睡眠で回復します。ですが、疲れが目だけに留まらず体や脳にまで及ぶと様々な不具合が発生します。
セルフケアが難しければ最寄りの接骨院に行って相談してみてください。
目がチカチカする。目が重い。といった抽象的な訴えでも、きちんと施術してくれますよ。
えがおの接骨院で、鍼や美顔を希望される患者さまは事前に予約の電話をしていただけると幸いです。
あと最後に、夏は目も日焼けしますよ!サングラスや冷タオルでのケアをお忘れなく。
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