【ぎっくり腰】やっちゃった…さぁどうする?実践経験からのアドバイス
体験した人間は語る…あれは地獄だ、と。
ぎっくり腰で泣きそうになりながら仕事していました。日進北口えがおの接骨院のオシ先生です。
冗談抜きで動けませんからね。普通の腰痛が天国に思えてきます(←もちろんウソです)
前回の記事では普通の腰痛とぎっくり腰の違いと、なぜぎっくり腰が起こるのかを説明しました。
誰しもに起こる可能性のあるぎっくり腰。もし、やっちゃったときはどうするか、実践の経験をふまえてご紹介しましょう。
これがぎっくり星人だ!
腰痛の国~からやってきた~
ちょっと~動け~ない男の子~
ギクリ~ ギクリ~
腰~いたい ギクリ~
とまぁ、くだらないテーマソングでも作ってみたくなるほど、ぎっくり腰の最中は腰が痛いわ、力が入らないわ、体のそこかしこが疲れるわで大変です。
そして私をはじめ、だいたいのぎっくり腰の患者さまはこんな格好で来院します。
ぎっくり腰を経験したことのある方は、「わかるわかる。自分もそうだった」と頷いているでしょう。
それほどまでに、自らの意志とは関係なくこの体勢になってしまうのです。
イラストをご覧になれば分かるように…
腰が伸びないので背中は丸まり、股関節も動かせないから膝も曲がったまま、自分の腹筋背筋が消えたような脱力が体幹を襲うので、手でなんとか支えている、といった状態。
ちなみに一定以上に腰を伸ばそうと試みると、ズクンとした痛みとともに崩れ落ちます。決しておおげさな表現ではなくマジです。「痛い」じゃなくて「ヤバい」と感じます。
意味もなく腰に「ごめんなさいごめんなさい。調子乗ってすみませんでしたー!!」と謝りたくなります。
痛みの程度はあれど、この状態がぎっくり腰の基本になります。
ここからの回復を目指すことになりますが、まずはやっちゃいけないことからお話しましょう。
この格好はしちゃダメです
腰を痛めている期間は全身が固まるので、どうにか楽な体勢はないかと模索します。
中でも、この格好は一番の罠です。
ヒトをダメにするアレなクッションやフカフカのソファーなどですね。
なぜ罠かというと実際にその姿勢でいる間は楽だから。
楽なんですよ。体を預けてゆったりと包まれる感覚は。…そこにいる間だけなんですけどね。
そこから動こうとしたときに地獄をみます。
体に力が入らない、どう動かしていいかもわからない、何とか起き上がろうとすると、腰にズクンと鋭い痛みが走りフリーズしてしまう…もうパニックです。
「あ、詰んだ…」と諦めたくなります。
基本的にはぎっくり腰は悪化をすることはありませんが、こんな痛いことを繰り返していると治るものも治らなくなるので気をつけてくださいね。
安静にするならこの体勢で
では、腰が痛いときはどんな格好でいればいいのか…答えは横向き、です。
横を向いて膝を曲げた姿勢が腰にとって一番負担のかからない体勢になります。
自分の経験談から話をすると、痛みを堪えつつ仕事をしていました。すると、腰には負担がかかるのでもちろんしんどいです、痛いし。
そこで10分ほどでも横向きで寝ると、燃え上がっていた炎症が落ち着くので楽になります。痛みに耐えながらも動かなければならない方は、どうにか10分でも休憩をとって横になることを勧めます。
接骨院での治療法
えがおの接骨院では、ぎっくり腰の患者さまに対する施術は段階的に変わっていきます。
初期
まず急性期、やっちゃった直後は炎症を抑えることが先決です。
テクトロンで鎮痛・鎮静化を計り、腰部以外の部位の緊張を緩めていきます。
この時点での腰部に対しての直接刺激は鍼灸以外では行いません。
テーピングやコルセットを用いての腰部の安定を優先します。
中期
痛みが落ち着くとともに、腰部への刺激や股関節・腸腰筋にアプローチしましょう。
上のぎっくり星人のイラストの通り、腰痛患者さまは股関節・腸腰筋周囲がめちゃくちゃ疲れます。腰への負担を全てまかなっているんですから当然ですね。
ここを治療してあげないと、腰の痛みが治まっても違和感や疲れが残る原因になります。
しっかりとケアしていきましょう。
最後
もうほとんど落ち着いてきた、という時期になったら再発防止のための体づくりでフィニッシュします。
体の歪み、特に腰回りのねじれや偏りを正してキレイにします。そのうえで腰の緊張をほぐして、腰を内側から支えるインナーマッスルにテクトロンでENS筋肉トレーニングをします。
よく定期的にぎっくり腰になったり、再発を繰り返す方は最後の体づくりが不十分な場合が多いです。
ぎっくり腰は炎症性の腰痛なので、極論じっとしておけばいずれ治まります。
ですがその場合は痛みが落ち着くだけで、ぎっくり腰の根本の要因は変わっていません。体に残ったままです。なので、繰り返す。再発にはそういう理由があります。
もし、ぎっくり腰をやっていて自然に治るのを待った、という方は一度受診してください。
体に残った不具合(歪み・筋緊張など)を取り除かせていただきます。
まとめ
いかがでしたか?
ぎっくり腰がいかにツライか、出来るだけならないように回避すべきものだということが分かってもらえたとしたら、こんな長い記事を書いた自分も報われます(笑)
大切なのは毎日のケアをして疲労を溜めないこと。
また、怪しいな…ヤバイかも?といった予兆を感じたらすぐに治療をしてください。早期に治療ができれば、大きな痛みになる前に対処ができます。
ぎっくり腰に対しての質問や相談はいつでも受け付けています。
こんな症状なんだけど、どうすればいい?なんてことがあれば今すぐLINEで連絡をしてください。
自分の体を大切にして、楽しい毎日を送りましょう。
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