【熱中症】予防も対策も知っている。でもなってしまうのは何故なのか?ちゃんと理解してみよう!
小中高と野球の夏でしたが、熱中症にはならなかったですね。
日進北口えがおの接骨院 院長のオシ先生です。
毎年、夏場は地獄でしたけどね…キャッチャーだったので、プロテクターとか装備品までありましたから。でも不思議と耐えていましたねぇ。やっぱり若さなんでしょうか…今なら10分で倒れる自信がありますよ笑
近年はいつも猛暑とか酷暑と云われ、熱中症には注意して!!とアナウンスされていても毎年増加傾向の熱中症。予防策も対応策ももうご存知だと思います。なので今回はオシ先生流の熱中症解釈をお話ししましょう。
完璧な対策をとるためにはきちんと敵を知らなければなりません。熱中症とは一体何なのかを考えながら読んでいただけると嬉しいです
なぜ熱中症が増えたの?
毎年毎年増加している熱中症。そもそも何故こんなにも増えてきたのか…。
温暖化だから?ビルやコンクリートが増えたから?
それもあると思いますが、私が思う1番の理由は…
自分たちが弱くなったから
ですね。人間には暑熱順化と云われる暑さに体が慣れていく、という機能があります。そこが昔に比べ鈍くなっているんです。
これは明らかでしょう。子供の頃から外で真っ黒になるまで遊んでいた私たちに比べ、今の子供たちは外に出ていません。それには生活環境だったり、塾だったりと仕方ない部分はあります。
でも、熱中症のことだけを考えたらこれはマイナスですよね?
熱に対する耐性は間違いなく低下します。
そして大人になってからもデスクワークの内勤が増え、過剰ともいえるほどに冷やされた室内で働く方の比率は昔より多いと思います。
この方達は仕事中は熱中症にはまずなりません。なりようがないです。ですが、お休みの日に外でレジャーをすると、とたんに熱中症になって倒れるのです。
何も外で遊ぶなと言っているわけではないのです。ただ自分や子供たちや周囲の方が暑さに対して自分が感じているよりも、ずっと弱くなっているという認識をもってもらいたいのです。
だってそれは仕方のないことだから。気合いや根性ではどうにもならない現代の現象なんですね。
熱中症を理解しよう
熱中症になるとき、体にはどんな変化があるのか。水を飲め、塩を舐めろと言われるのはなぜか、を理解してもらいたいと思います。
イラストにて図解しましょう
まずは通常の汗をかいて水分を補給する。という普通の流れを説明します。
成人の場合、体の中の水分量(血液・体液など)は体重の70%ほどと云われています。
体が熱くなるとヒトは汗をかいて、体内の熱を放出します。すると汗として水分が出ちゃった分、体内の水分量が減るのでその分を補給しましょうね。というのが理想の発汗→補給のサイクルです。
これができているうちは熱中症にはなりません。
では次はこんなパターンです
汗をかいて体の水分量は減ったのに、水分を補給しなかった場合。
この場合は脱水症状が起こります。ヒトは自分が思っているよりも多くの汗をかきます。なので、なんかダルいなぁくらいの感覚でも水分が足りていないという事があるので、どんどん水分は摂っていきましょう。
はい、続いてはこちら
最近よく聞くようになった水ではなく塩分の入ったモノを飲みましょう。というのは何故か?に対しての答えです。
汗ってしょっぱいですよね?これはしょっぱい成分であるナトリウム(Na)が汗に含まれているからです。
なのでたくさん汗をかく=塩分(ナトリウム)を出すということです。
そこに塩分の入っていない真水のみをガブガブ飲むと体液が薄くなっちゃいますよ、ってお話なんですね。
ただしこれ、スポーツやジム、サウナなどで大量の発汗をした場合の話です。普通の汗なら塩分不足になるまでにはまずなりません。塩系の商品を売りたい企業のネガティブ広告ですね。
だいたい日本人は塩分過多の食生活ですから(高血圧多いでしょ?)少しは塩分を外に出した方がいいんですよ。
ダバダバ汗をかいた時や、すでに熱中症で倒れている方の介護をする時には思い出したい知識になります。
まだあるのですが、長くなるので一旦ここで切ります。
続きの『汗のかけない方がなる熱中症』と『お年寄りの熱中症』は次回の記事でお話ししますね。
ここまで読んでいただいてありがとうございました!!
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