【肘の痛み】野球肘・テニス肘など、肘が痛くなるのは使い方から治しましょう。

2019年9月28日健康イチオシ情報, 笑顔のマメ知識, 肘, 部位別症状テニス肘, 野球肘

肘頭剥離骨折

これが人生で唯一の骨折です

 

日進北口えがおの接骨院 院長のオシ先生です

 

小5の頃、野球で肘を痛めて整形外科に行きました

 

そこでレントゲンを撮って診断されたのがこの肘頭剥離骨折で、先生曰く「野球肘が悪化するとこうなるんだよ」なんて言ってましたが、今となって考えるとこれは間違いだったんじゃないかと思っています

 

というのも野球肘で痛くなるのは肘の内側、で肘頭というのは肘の後ろの出っぱってる部分ですから場所的に肘頭の骨折はないだろ、と

 

剥離骨折があったのなら内側上顆剥離骨折でしょうね

 

まぁ今となっては気にしても仕方のないことです

 

そんなわけで今日は肘の痛みの話を『野球肘』と『テニス肘』に焦点を当ててお話ししていきます

 

肘の痛みの原因は肘に無いことも多いです。肘だけを治療していてなかなか治らない方は今後の治療の参考にしてください

 

雑記おもちゃ箱〜リラクゼーションについて考察した前回の記事はこちらから

 

野球肘とは？

 

野球肘というのは野球をはじめとするボールを投げる競技の子に起こりやすい肘関節内側の痛みの総称です

 

正式には肘の内側上顆炎（ないそくじょうかえん）といいます

 

肘の内側にある内側上顆という部分に付着している腱に負担がかかり炎症を起こしてしまうものです

 

ボールを投げる際のこの瞬間に肘内側への負担がマックスになります。なので野球、それも特にピッチャーをしている子に多い症状です

 

テニス肘って？

 

野球肘に対してテニス肘という症状もあります

 

野球肘は内側の痛みでしたが、テニス肘は外側。肘の外側上顆の炎症です

 

なぜテニス肘は外側に起こるのかというと、テニスにおける腕の使い方に原因があります

 

テニスではバックハンドで打つ場面があったり、スライスなど回転を付けるため腕や肘をねじります。その際に負担がかかるのが肘の外側、テニス肘として痛みがでる部分になります

 

テニス肘というのももちろん総称です。みんなが肘の腱鞘炎と呼ぶ痛みも肘の外側上顆炎が多いです。これも原因は違えど症状・状態は同じですね

 

対処法と予防方法は？

 

肘の痛みに対する対処法と予防法は同じです

 

安静にしていれば症状は緩和されるでしょうが、使い方や腕の状態が変わらなければ再発します

 

繰り返します。安静だけでは再発します

 

そもそも普通に使っていて痛みが出たということは、その時点で体がその普通の負担に耐えられません

 

たとえ痛みが引いても、同じ使い方をしていればすぐに限界が来てしまいます

 

そこで、痛みを緩和させる対処法（痛くならないための予防法）が役に立つというわけです

 

野球肘のケア方法

 

野球肘の場合、肘への負担を軽くさせるのは肩（肩甲骨）の使い方です

 

肩関節の稼働がスムーズであれば肘への負担は激減します

 

実践上、肘を痛めている患者さまの肩関節は固いことが多いです。動かない肩の代わりに肘が頑張ってしまうんです

 

なので肘の負担を減らすためには肩のストレッチを入念にしましょう

 

テニス肘のケア方法

 

腕をねじることで痛みが生じるテニス肘や肘の外側が痛む方は、手首から指の柔軟をしましょう

 

手を捻る時に使う筋肉は指から肘まで繋がっています

 

手首や手のひら、指が柔らかく動くことで肘の外側にある筋肉を弛緩させ、肘外側への負担を減らします

 

試しに指の中指と薬指の間を挟む（つねって）もらえますか？

 

何も感じないのが普通。でも腕が疲れている方には激痛が走ります

 

指の間というは肘のケアには必須の場所なので、肘が痛む方はここをいじることを習慣にしていただきたいです

 

 

まとめ

 

肘の痛みとしてメジャーな症状を２つご紹介しました

 

肘の痛み、違和感は肘に原因があることが少なく、大抵は肩か手首からの影響です

 

今日紹介した肩と手指のケアを朝晩と行うことで、症状の回復速度と痛くなる危険性がグンと良くなります

 

クセになりやすい肘の痛みだからこそ、良いケア習慣の方をクセづけたいですね